【子どもが謝らない、ウソをつく】素直で謙虚な子どもにするしつけ方法と解決策

「子どもが友達とケンカしたり、グラスを割ったりしたときに『自分は悪くない!』と言い張って、なかなか謝らない・・・」

このようなことで悩んでいませんか?

自分がミスをしたときや悪いことをした時に、素直に謝ることができるということはとても大切です。

しかし、子どものときから、謝る習慣がなかったり、自分が悪いことをしてしまったのにウソをついてごまかしたりする習慣があると、それは大人になっても変わることができません。

そのため、子どもの時期にきちんと、

・ウソをつかない
・素直に謝る

という習慣を身につけさせる必要があります。

そこで、今回は子どもが何か悪いことをしたときに、ウソをつかせずに、素直に謝らせる工夫やコツをご紹介していきます。

ぜひ、上で述べた悩みを抱えている方に参考になれば幸いです。

悪いことをしたら、まずは子どもに正直に全部の話を打ち明けさせる

子どもは悪いことをしたときに言い訳をしたり、他人にせいにしたりしてしまうことがあります

しかし、この癖がいったん身についてしまうと、なかなか癖を取り除くのはむずかしいです。

そのため、子どもが悪いことをしたら、しっかりその真相をすべて話させるようにしましょう。

このとき、子どもに、

「怒らないから正直に全部話してみなさい」と一言クッション

をいれてあげると子どもは話しやすくなります。

そして、子どもが自分で全部をうまく話すことはできないと思うので、子どもが話しやすいように大人が簡単にフォローを入れながら質問してあげることが大切です。

そのコツとしては、「5W1H」で質問することです。

・what:何があったのか
・where:どこで起きたのか
・when:いつ起きたのか
・who:誰がやったのか(誰ともめたのか)
・why:どうしてそうなったのか
・how:どのように、どうやってそうなったのか

何をしたのが悪かったのかを子ども自身に考えさせる

この質問を子どもにしてあげることで、子どもは何を話せばいいかがわかるので、しっかりと誘導してあげることが大切です。

全てを打ち明けさせたあとは、今度は具体的に自分の何が悪かったかを子ども自身に考えさせることが大切です。

このときも必要に応じて子どもを誘導してあげることが大切です。

例えば、走っている時に転んでグラスを割ってしまった子がいたら、まずは「どうしてグラスを割ってしまったんだと思う?」というふうに子どもに聞いてあげましょう。

そして、子どもが、「走っていたから」というふうに答えたら、「次からはどうすればグラスを割らなくて済むと思う?」と質問しましょう。

そのあと子どもが「走らないで、ゆっくり歩く」などと言ったらそこでストップでOKです。

最後に「次からグラスを運ぶときは走らないように気をつけようね!」とまとめてあげましょう。

このように一つ一つのミスに対してしっかりと原因を考えさせる習慣を身につけさせることはとても大切です。

時間はかかりますが、しっかりと全部を打ち明けさせ、ミスの原因を考えさせるようにしましょう。

どうしても自分が悪いと認めず、謝らない…

なかにはとっても頑固でなかなか自分が悪いことをしても反省せず、謝らないという子どもいます。

そのときのコツは、子どもを「ひとりにする」という方法が効果的です。

みなさんは、自分が友達や親とケンカしたとき、たまたま帰り道や自分の部屋などで1人になった時に反省して、自分から謝った経験はありませんか?

私は母親とよく子どものころケンカしましたが、いつも1人になってから反省し、自分から謝ることが多かったです。

悪いことをしたり、ケンカをしたりしたときは興奮状態になり、冷静になることができず、感情に押し流されてしまいます。

そのため自分が悪くてもなかなか素直に謝ることができません。

これは子どもも同じです。

そのため、なにか悪いことしたり、友達とケンカをしたりしたときは「子どもに10分あっちに行って考えてきなさい」軽く怒りましょう。

つまり、一旦感情をおさえ、冷静に考えられる環境をつくってあげるイメージです。

そして、子どもが来たときには迎え入れ、「何か言うことはある?」というふうに優しく語りかけてください。

そこで子どもが反省し始めていたら、先ほど紹介した「何が原因だったのか」をしっかり考えさせ、一通り振り返ったら、「よく正直に話して謝ることができたね」と褒めてあげましょう。

そうすることで、子どもは自分で反省し、謝る習慣を身につけることができます。

大切なのは「謙虚に自ら反省する姿勢」を身につけること

大切なのは、謙虚に自ら反省する姿勢です。

これはミスをしたときはもちろん、何かうまくいかないことがあったときに、

「なぜうまくいかないのか」

「原因は何なのか」

ということに謙虚に分析するための土台となる力でもあります。

何かうまくいかないときに、すぐに投げ出すのではなく、自分の悪い部分を研究することで改善され、うまくいくことがあります。

スポーツでも勉強でも、「謙虚に自ら反省する姿勢」があることで、ねばり強く、最後までやり抜けるようになります。

そのため、子どもの時期に「謙虚に自ら反省する姿勢」をしっかりと身につけさせることが大切です。

さいごに

子どもの時期に、

・ウソをつかない
・素直に謝る

という2つの習慣を身につけさせることで、自然と「謙虚に自ら反省する姿勢」を形成することができます。

そのため、まだ比較的子どもが素直な小学校入学前後にしっかりとこの習慣を身につけさせることが大切です。

中学生以上になるとなかなか一度身についた習慣を変えることは難しいです。

また、大人になってからは、もう癖や習慣は変えることができないでしょう。

そのため、しっかりと今のうちから、上で述べた2つの習慣を身につけさせるようにしましょう。

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