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「目を話すとすぐに爪をかんでしまう」
「『やめなさい!』と注意しても、ちょっと経つとすぐに爪を噛む…」
「上の子が爪を噛んでいたら、下の子も真似するようになってしまった…」
こんなことで悩んでいませんか?
爪を子どもが噛んでしまう理由は、少しでも調べた方はわかるように、「愛情不足」であったり、「ストレス」であったりなど理由はさまざま。。。
しかし、いくら原因を言われたとしても、一番大切な「爪を噛む習慣をなくす方法」を知ることができなければ意味がありませんよね!
しかし、やみくもに「爪を噛むのをやめなさい」と叱っても意味がありません。
そのため、今回は、子どもの爪を噛む習慣に対する「適切な対処法」をみなさんにご紹介していきたいと思います。
どうすれば正しく子どもの「爪を噛む習慣」を治すことができるのか?
ママが子どもに何かを注意するとき、治そうとするときに、やってしまいがちなのが、
「◯◯ちゃん、爪を噛むのをやめなさい!」
と直接言ってしまうことです。
この記事をみているみなさんも一度はこのように注意したことがあると思います。
しかし、これは実は逆効果になってしまいます。
「直接いったら子どもは治してくれました」とおっしゃる方もいるかもしれませんが、それは「一時的に」治っているだけなのです。
もしかしたら、「子どもが爪を噛んだときに、毎回注意したら、子どもが爪を噛むことをやめれてくれた」という方もいらっしゃると思いますが、それはとても危険な状態に子どもを追い込んでいるかもしれません。
というのは、子どもが爪を噛むのは、いくつかの理由が考えられるからです。
子どもが爪を噛む理由は、実はママ・パパにある!?
子どもが爪を噛む理由はいくつかあります。
「ただ単に癖じゃないの?」と思っている方もいると思います。
しかし、よくよく考えると「爪を噛むようになったきっかけ」というものがあると思います。
それが、子どもが爪を噛む理由になります。
つまりは、何らかの原因があって、子どもが爪を噛むようになり、それが癖となってしまったというケースです。
ある日、突然、爪を噛むようになる子どもはほとんどいません。
何らかの理由があって子どもは爪を噛むようになることが多いのです。
では、ここからは、子どもが爪を噛むようになる理由についていくつか紹介していきます。
ぜひ、この記事を見ている方は最近の、子育てや生活などを見直してみて、当てはまるものがないかチェックしてみてください。
一つでも当てはまれば、それが原因である可能性が大いにあります。
では見ていきましょう!
①ママのお叱りによる緊張・ストレス
子どもが爪を噛むようになる理由として、多いのが「緊張・ストレス」です。
子どもは大人に比べ、とても敏感です
そのため、ママやパパに怒鳴られたり、叱られたりすることで子どもはママが思っている以上に心に大きな負担がかかっていることが多いです。
それによって子どもも無意識のうちにストレスや緊張を感じ、それを和らげるために爪を噛むようになってしまうことがあるのです。
さきほど、「爪を噛むのをやめなさい!」と直接子どもに叱るのは逆効果と言いましたが、その理由はここにあります。
なぜなら、子どもにとって「爪を噛む」とは一種のストレス解消法なのです。
そのため、やみくもに「爪を噛むのをやめなさい!」と注意すると、それは子どものストレス解消法を奪ってしまうことになります。
そうすると次に子どもにどんな症状がでてくるかというと、みなさんがわかりやすい例を挙げると、「脱毛症」などの影響がでてくる可能性があります。
そのため、ただやみくもに叱るというのは大変子どもに悪い影響を与える可能性があるのです。
②環境の変化による不安
さきほども言ったように、子どもは敏感な生き物です。
そのため、環境などが少しでもかかるとそれがきっかけで不安や緊張を感じ、爪を噛むようになってしまうことが多いです。
環境の変化とは具体的には
・2人目(3人目)の子どもができたとき
・幼稚園や保育園など新しい環境に入ったとき
などが挙げられます。
2人目の子どもができると、なぜ子どもは不安などを感じるかは次のところで詳しく教えますね!
また、幼稚園や保育園などに入ると慣れない環境に入ると、周りはぜんぜん知らない他の子どもで溢れていたり、先生に不安・緊張を感じてしまいます。
みなさんも全く知らないところに一人でいくこの不安感は経験があると思います。
これとほぼ同じ経験を小さい子どもがするわけですから、それは負担が大きいことがおわかりだと思います。
そのため、このような環境の変化によって、子どもは心に不安や緊張を感じ、爪を噛み始めるというケースも多いです。
③ママがかまってくれないことに対しての寂しさ
これは、さきほどの「2人目(3人目)の子どもができたとき」などのケースに多いです。
2人目の子どもができたりすると、どうしてもその子に最初の数カ月から一年はママ・パパの目がいってしまいます。
これは仕方がないことです。
しかし、子どもは、今まで自分だけにやさしくしてくれたママが他のところに行っちゃって、自分がかまってもえられることができないことにとても寂しさを感じています。
そして、これがきっかけで爪を噛むようになってしまうこともあるのです。
他にも共働きのご家庭では、保育園などに子どもを預けるしかなくて、なかなか子どもと触れ合う時間をとることができていない方もいらっしゃると思います。
よくわかります。
本当はもっと子どもと触れ合う時間を確保したいと思います。
しかし、やはり子どもも寂しさを感じないではいられません。
これは裏を返せば、ママもしくはパパのことが子どもは大好きだからなのです。
ここまで爪を噛むようになりやすい3つの原因をご紹介してきました。
そして、最後に考えられる原因がもう一つあります!
しかしこれは、成長過程では避けることができないので、優しい心をもって対処してあげることが必要になります。。。
「魔の2歳児」と言われるイヤイヤ期…
子どもには世界共通で「魔の2歳児(terrible・two)」と呼ばれる時期があります。
これは、「第一次反抗期」「イヤイヤ時期」とも言われます。
具体的には、今までママ・パパの言うことをそのまま聞いていた子どもが、それに言い返したり、疑問をもったりします。
また、それまでママ・パパにやってもらっていたことを自分でやりたがるようにもなります。
すでにお子さんにそのような傾向がみられる場合はまさに「魔の2歳児」の時期だといえます。
ちなみに「魔の2歳児」は1歳半から3歳に現れやすいです。
一見悪く思われるこの「魔の2歳児」ですが、これは成長するにおいてだれでも通る、むしろ通らなければならないものです。
これにより、「自分の考えをもつ」「自分の考えを表現する」ということを子どもは覚えます。
しかし、1歳半から2歳児はまだまだ言葉が未熟のため、自分の考えを「言葉」にして相手に伝えることができません。
そのため、なかなか子ども自身が考えていること・表現したいことが大人に伝わりません。
このやりきれない気持ちに対して、ストレス・不安を感じ、爪を噛むようにもなるのです。
しかし、これはどのお子さんも避けられないので、しっかりとママ・パパが何を子どもが伝えたいのかということをしっかり読み取ってあげることが必要です。
わがままになる時期でもありますが、しっかりと優しい心をもって、子どもが何をつたえようとしているのかをしっかり最後まで聞いてあげることが必要です。
子どもの「爪を噛む習慣」を正しく治す方法
「爪を噛む癖」を治す方法としては、ここまで述べてきたことからもお分かりの通り、ただやみくもに「やめなさい」と直接的に叱るのではなく、しっかり子どもが爪を噛むようになった原因・きっかけを特定して治すことが大切なってきます。
では具体的にどのように治していくかをご紹介します。
①最後まで子どもの話を聞く
「魔の2歳児」のところでも説明しましたが、この時期の子どもは自分が伝えようとしていることを言葉で上手に相手に伝えることはまだできません。
そのため、聞いてあげる方が、積極的に耳を傾けて聞いてあげることが必要になります。
そうすることで、全部ではありませんが、子どもが何を伝えようとしているのかがなんとなくわかります。
まずはしっかり子どもの話を聞いてあげることを意識してください。
②子どもと積極的に肌と肌で触れ合うよう
これはとにかく子どもと肌と肌で触れ合うようにする機会を増やすということです。
たとえばいっしょにお風呂に入ったり、一緒に寝たり、絵本をお膝の上で読んであげたりなど普段の家庭でできるかんたんなことを積極的にやってあげることが大切です。
ささいなことかもしれませんが、このような小さな触れ合いから子どもは親の愛情を感じます。
そのため、なるべく空いた時間をみつけたら、その時間は子どもとふれあうことを意識することが大切です。
どうしても子どもの爪を噛む癖が治らないとき…
以上でご紹介したことを実践してみても治らないときは、これから紹介することをやってみてください。
癖というものはそれを続ける期間が長いほど、やめることはむずかしくなります。
そのため、まだ癖になってからそんなに時間が経ってない「今」のうちに解消する必要があります。
①爪を噛んだときの危険や痛みを具体的に教える
「爪を噛むことで爪がなくなっちゃって、そしたらとっても痛くなっちゃくよ」
「爪を噛むとそこからバイキンが入っちゃって、お指がなくなっちゃうよ」
など、すこし「驚かせる」要素を含んだ声掛けをしてあげることが必要です。
なるべくわかりやすく、かつ、子どもが「そんなふうになりたくない」というような声かけが必要です。
もし思い浮かばなければ上で挙げたような声掛けをしてみてください。
②バイターストップ
これは爪にマニキュアのようなものを塗っておき、もし子どもが爪を噛むと、苦い味がするというものです。
もちろん、苦味の成分に有害なものは入っておりません。
実際に使用している方もたくさんいらっしゃって、効果もしっかりあります。
どうしても子どもが爪を噛む習慣が治らないということで困っているママにはおすすめです。
子どもの爪噛みの癖を解消することができたママエピソード
実際に、爪を噛む癖があった子どもに、しっかりアプローチすることで、対処することができたママのエピソードを紹介します。
20代後半 女性
第二子である弟ができて三ヶ月ほどたったころ、当時3歳の長男(爪を噛む癖がついていた子ども)は、幼稚園に入園して生活にも少し慣れて来た時期でした。 第二子の弟が生後3ヶ月ほどっであったため、下の子に忙しかったせいかあまり長男に構うことができませんでした。 私は、一週間ごとに長男の爪を切っていましたが、そのときは、第二子の面倒をみるのに忙しく、2~3週間長男の爪を切ることを忘れていました。 そのため、久しぶりに長男の爪を切ってあげようと思い、見ると爪の伸びる部分である白い部分がありませんでした。 少しそれが気になり、弟の世話をしつつ、ふと見る長男は口に指を入れていました。 しかし、よく見てみるとただ指をしゃぶっているのではなく、もぐもぐしている感じでした。 私は、最近弟の世話ばっかりしているので寂しいのかな?と思い心配になりました。 そして、実際につぎのようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました 当時長男は保育園に通わせていたので、保育園での様子も含めて先生に連絡し詳しく聞きました。 具体的には、どんな時に爪を噛んでしまったり、指を加えたりしているかなどです。 すると先生の話中やふと間があくとどうやら爪をかんでいるらしいということがわかりました。 また、家では、下の子の授乳中に私から見えるか見えないところで。 そのため、積極的に「お母さん、Sくんと絵本を一緒に読みたいな」「爪、お母さんが切ってあげるね」など声をかけました。 下の子どもの授乳の時は長男に保育園での出来事や友達のことなど話題に積極的に話しかけるにしました。 するとだんだん、授乳中に長男が爪を噛んだりすることが少なくなりました。 しかしそれでもやはり噛んでしまうことがあり、爪がなくなってしまったりしていたときにははがっかりしました。 そのため、たまに、子どもなので理解はできていないと思いますが、爪を噛むことでバイキンが口の中にっ入ってしまうことも少し子どもがこわがるように教えたりもしました。 しかし、意外にもこれが効果があったこともあり、その話をすると、息子も爪を噛むこともやめました。 そして、それをやり始め、しばらく経つと、自分なりにかむことはよくないんだと思い始めのか、爪が伸びてきたら、自分で言いに来るようになりました。 しかし、ほかにも爪をかむときはさまざまでした。 例えば、幼稚園の行事前などもありました。 おそらく緊張などもあったのだと思います。 子どもが爪を噛んだときは何らかのサインだと思い、そのサインの意味をまわりの人にも協力してもらい、見つけることが大切だと思います。 |
さいごに
ここまで、爪を噛む癖を治す方法についてご紹介してきました。
子どものひとつひとつのささいな行動はそれぞれ意味があります。
今回の「爪噛み」のように。。。
泣くこと、指をくわえることなども同じです。
ただやみくもに直接注意するのではなく、しっかりとその行動をするようになった原因を見つけて、それを解決しなければ意味がありません。
ぜひ、現在このような子どもの癖に悩んでいる方は、参考にしてください!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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