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今回は、埼玉県の川口市中青木・さいたま市上落合・桶川市下日出谷の3つにアトリエ教室をもつ絵画教室「
アトリエK」の芳賀先生がインタビューにお答えしてくださいました。
「アトリエK」の創立のきっかけや魅力など、充実した内容になっておりますので、ぜひ読んでみてくださいね!
今回ご協力してくださった芳賀先生
芳賀啓(はが けい)さん
カナダブリティッシュコロンビア州New Westminster高校を経て、サンフランシスコAcademy of Art大学卒業。
現在Academy of Art大学講師。
ディズニーランド(香港)、ディズニーワールド(フロリダ)、ロイヤルカリビアンクルーズライン、そしてラ スベガスを始めとするシーザーズパレス、ミラージュ、MGMなどのカジノやリゾートの壁画を数百点手がける。
バレエ絵画を中心とした独自の制作活動に励 み、Rive Gauche ギャラリー(アリゾナ州スコッツデール)、Howard/Mandvilleギャラリー(シアトル)上野松坂屋、横浜そごう(他多数)などの数々の個展経 歴を持つ。
NY Society of Illustrators, San Francisco Society of Illustrators,現創展などを含む受賞、入賞歴多数。
アトリエK創立のきっかけ
ー アトリエKを創立したきっかけを教えてください。
サンフランシスコの美術大学で教えているのですが、オンライン授業の増加と共にキャンパスに通わずに講師を務めることが可能になりました。
兼ねてから日本移住を考えていたこともあり、日本に住みつつアメリカの大学講師を続け、オンラインレッスンのフレキシビリティを利用しながら自身の活動により力を入れようと思いました。
教室創設もその活動の中の一つです。
アトリエKのレッスンにおける3つの理念
ー アトリエKが最も大ことにしていることは何でしょうか?
Creative & innovative thinking(創造豊かな考え方)
Expressive mind (表現をするためのマインド)
Traditional skill (それら表現を可能にするための技術力)
の融合です。
ー アトリエKの強み・特色を教えてください。
本教室は「英語で習うことの出来る絵画教室」ということで、絵画と英語を同時に学習できる点です。
以下の2つのコースがあります。
1)英語で学べる絵画教室
-文字通り英語で授業をする絵画クラス、高学年向け
2)英会話コース
-ゲームやアクティビティを通して英語を耳で学ぶコース。
絵は描かない。低年齢向け
ー その強み・特色を実現する上で具体的にどのようなメニューや取り組みを取り入れていますか?
私自身現役の米国美大講師として教えており、アメリカ人のマックス先生(※)も大変豊かな表現力と技術力を持った先生としてアトリエ講師に加わっております。
マキシーウォルトンバームガードナー三世(マックス先生)
アメリカ合衆国ケンタッキー州エリザベスタウン生まれ。
物心がついた時には絵を描くことに興味を持ち、アメリカで数々のアワードやコンテストで受賞経験を持つ。
また、10才からボランティアで作品を提供し、美術クラスの講師を務める。
ワシントン州、アート・インスティテュート・オブ・シアトル(The Art Institute of Seattle)、ビジュアルコミュニケーション科卒業。
ヒューマンガスエンターテイメント(Humongous Entertainment)や、ミミオ社/ヘッドスプラウト社(Mimio ITT/Headsprout.Inc)等のソフトウェアやゲーム制作の世界に入り、デザインやアニメーション、プロデュースのスキルを磨く。
そのようなこともあり、ハロウィンにはJack o’ lantern作り(かぼちゃ掘り)や大きな紙にクリスマスの絵を描いたりします。
かぼちゃ掘りでは、1人1つずつ固有でユニークなものを作ることを目標としたり、クリスマスの絵などはグループプロジェクトとして、どのようににまとまりを出すかを目標としております。
もちろん、絵画コンクールやスキルアップのためのレッスンなど一般的な絵画教室で行っているようなことにも力を入れております。
アートコースは英語で教えているため、言葉がわからないお子さんには、まず英会話コースで英語に慣れてからアートコースに移動していただくこともおすすめしています。
最大の魅力は、
「英語で習える絵画教室」
ー アトリエKが保護者や教室から選ばれる理由は何だと思いますか?
「英語で習える絵画教室」というおそらく唯一無二な点だと思います。
ー アトリエKに通うことで、お子さんが得られる力・スキルはなんですか?
デッサン力と想像力がメインですが、その他にも低年齢の生徒には筆圧のコントロール、絵の具の正しい理解や使い方、絵画コンクールなど目標を持つことの重要さなどを教えています。
高学年の生徒には構図の取り方、遠近法や影を描く際のルール、光の温度による影の変化、人物画のプロポーションから手足の描き方まで、個々の生徒が望むスキルを得られるように指導しています。
ー 小学校受験や幼稚園受験に対応していますか?
小学校受験や幼稚園受験に対応しております。
ただ、力を入れているのは本来の想像力や技術力なので、「このように描くことで合格できます。」と言うような姿勢はアートを型にはめてしまうことに繋がるのであまり賛同できません。
生徒達には常々、
「賞を取ることや受験に合格することが目標ではなく、アートで生きていくことを目標にしましょう」
と伝えております。
ー 小学校受験や幼稚園受験の合格実績がございましたら教えてください。
アートを学ぶことの本来の目的は無限の可能性を求めることと考えており、小学校受験のためのアート学習は本教室では良い学習と考えておりません。
ですので、小学校受験にはあまり力を入れていませんが(※)、小学校受験がご希望である場合は受験のための指導もしております。
※美術特化高校や美大受験には力を入れております。
少ないですが実績を上げますと、清明学園、開智小学校、さとえ小学校、ルーテル学院 などがあります。
ー コンクール受賞や大会入賞などの実績がございましたら教えてください。
以下のような実績がございます。
住友生命目指せルーブル子供絵画コンクール
全日本学生美術展
サンヨーホームズ子供eco絵画コンクール
現創展
ドコモ未来ミュージアム
ブリヂストンエコ絵画コンクール
ー 今までのご経験を踏まえて、伸びるお子さんに共通することは何でしょうか?
考える力を持っているお子さんが伸びます。
もっと厳密に言いますと、考えようとすることに努力をするお子さんや、思考範囲が広いお子さんが伸びる可能性を秘めています。
例を挙げますと、絵画コンクールのテーマが「お願いことはなんですが?」だった場合、考えることをしない生徒は「ニンテンドウスイッチが欲しい」とか、「ディズニーランドに行きたい」など、短絡的な答えを出すのに対し、しっかりと考える生徒は「ゲームが好きなのでゲームの作り方を覚えたい」とか、「おじいちゃんおばあちゃん家の近くに住んで色々助けてあげたい」など、遠い未来を見据えたビジョンや他の人もハッピーになるような答えを出します。
思考範囲も広く持つことで将来イノベーティブな考えを持つ大人になる可能性が高いです。
ー 今までのご経験を踏まえて、伸びないお子さんに共通することは何でしょうか?
やはり諦めが早い子や考えることをしない子が伸びません。
これらは家庭環境も影響していますので、保護者からも「結果をすぐに求めない」ことや「なんで?」の考え方(例:なんで白黒で絵を描くの? 答:光と影を見るため → 人間は色覚に頼って物を判断しているので色覚以外の目からの情報を認識するため)をしっかりと身に着けるようにサポートしてほしいと思いっております。
ー 今までのご経験を踏まえて、伸びるお子さんのご家庭・保護者に共通することは何でしょうか?
我々が経験した中で一番良い例は、お子さんを程よく保護した上でなるべく自立させる機会を増やしてあげる保護者の方々です。
日本は他国に比べかなり過保護な体制にあるので、子どもたちができることはなるべく子どもたちに任せるようにすると良いです。
例えば、
大事なことはなるべくメモさせる
(メモが必要かどうかは自分で判断させる)、
不必要に送り迎えしない
(地理的感覚を身に着け、危険性や行動範囲を把握させるため)、
連絡事項は本人にさせる
(来週お休みしますなど、自分のスケジュールを管理させるため)などがあります。
アメリカやカナダへ留学している諸外国のお子さんは、早い子たちで11,12歳くらいで保護者なしで長期留学します。
日本人の感覚だとあまり考えられない状況かもしれませんが、至って普通におこなわれている光景です。
やはり、親の関与を減らすことで
「自分のことは自分でやらなければいけない」
と身をもって覚えさせるためと言えます。
ー 今までのご経験を踏まえて、伸びないお子さんのご家庭・保護者に共通することは何でしょうか?
過保護、モラルの欠落、無思考、わがままの放置などがあります。
過保護については上記に述べたとおりです。
子供の行動に過剰に関与することで思考能力が低下します。
無思考についても同じです。
モラルの欠落とわがままの放置は似ていますが、良いことと悪いことをなるべく早い段階で理解させなければいけないです。
親は子どもの見本なので、親が良い見本を見せてあげることでモラルの低下やわがままを防ぐことができます。
ー 日本の幼児教育にはどんな点が欠けていると思いますか?
日本の幼児教育に深い理解があるわけではないので断定はできませんが、小学校教育も含め足並みをそろえた教育方針はあまり良くないと思います。
飛び級のような制度が幼児教育からもあってよいと思います。
ー 今までの指導で一番苦労したことは何ですか?
保護者のしつけ・モラルが欠如しているときに一番苦労します。
家庭でのしつけができていないことが子供たちのわがままへとつながり、それは受講の心構えができている模範的な生徒たちにも影響を及ぼす可能性があります。
ー 「指導者でよかった」と感じる瞬間はどんなときですか?
進歩が明確に見えるときに指導者で良かったと感じます。
志望校合格や絵画コンクール入選時も同じように感じますが、受験もコンクールも審査官の好みや気分など運的要素が含まれますので、やはり目で見て感じることのできる進歩を実感したときに特に良く感じます。
ー アトリエKではどんな教材はどんなものを使用していらっしゃいますか?
全て講師による自作となっております。
イベントのもりだくさん!
ー ハロウィンやクリスマスなどイベントはございますか?
はい、ございます。
かぼちゃ掘り、かぼちゃのお化けのデザイン、ハロウィンカード作り、クリスマスカード作り、クリスマス造形、クリスマスグループプロジェクトなど。
ハロフィンのようすのお写真
このようなご家庭にオススメ!
ー どんな目的やお悩みをお持ちのご家庭がよく教室にきていらっしゃいますか?
「絵が好きだが同じものばかりを描いていたり、筆圧が強い」
「落ち着いて座って先生の話を聞くことができない」
「シャイで積極的に行動・決断できない」
などでお悩みの方がよくいらっしゃいます。
ー 日本人だけでなく、外国人の子供も通っていますか?
はい、外国人の子供も通っていますし、大人の外国人の生徒(英語ネイティブスピーカー)も通っています。
ー 何歳くらいの生徒が一番多いでしょうか?
小学校1~3年生が一番多いです。
ー 何歳から通うことができますか?
アートコースは4歳から、英会話コースは2歳からとしております。。
ー 帰国子女は対応しておりますか?
はい、対応しております。
ー アトリエKは、どんな目的を持ったご家庭やお子さんに合いますか?
「絵が好きで得意なのでもっとその才能を伸ばしたい。」
「絵が全く描けないので上手くなりたい。」
「英語ももっと覚えたい。」
などの方にピッタリだと思います。
ー どんな目標や目的をもった方に教室に来ていただきたいでしょうか?
向上心を持った方に来ていただきたいと思っております。
勉強はどの分野でも辛抱強くじっくりと取り組まないと実りません。
絵にしても、楽器にしても、研究にしても、言語にしても、長い時間をつぎ込み練習を積み重ねることで、初めてその結果が見えてきます。
向上心を持ち、辛抱強く、1歩1歩が小さくても遠い目標にひた走る精神を持って学習してほしいと思っております。
ー インタビューは以上になります。
大変貴重なお時間を咲いてくださり、誠にありがとうございました。
このインタビューをご覧になって、ご興味をお持ちになった方はこのお教室の理念やコース、授業料などの詳細をチェックしてみてくださいね!
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