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今回は自分の子どもに「考える力を身につけさせたい」「探究心を育てたい」という方に、その方法やコツをご紹介します。
子どもは、生後6ヶ月までは主に「感覚」を育成させ、その後3歳ごろまでは「行動」を中心に発達します。
そして、3歳~6歳までに「自分で考える」という力や「探究心」を少しずつ身につけていきます。そのため、「考える力」や「探究心」を育む時期は、3歳~6歳以降がおすすめです。
そこで今回は、3歳~6歳のお子さんの「探究心」を育てる方法やコツをご紹介していきます。
ちょっと立ち止まって!そもそも探究心って正確にはなに?
探究心を育む方法やコツをご紹介していくまえに、探究心とはそもそも何なのかを簡単に説明します。
何かの力を子どもに身につけさせる際には、正確にその能力の意味を把握することが大事です。そうすることで、実際に子どもを教育するときにもさまざまな工夫をすることができます。
本題ですが、探究心とは簡単に言うと、
「物事について、深い知識を得たり、原因を解明したりしようという気持ちのこと。」
ということです。
つまり、ある物事に対して、原因や結果を知ろうとすることです。
探究心は詰め込み式の学校教育では身につけることが難しく、またある程度発達してから身につけるということも難しいです。
そのため、いかに幼児期にお父さんお母さんが工夫して子供と触れ合えるかが大切になってきます。
子供の「なぜ?」「どうして?」という質問にはきちんと答えてあげる
子供は、3歳~6歳の時期なると、「質問期」といって自分の身近な出来事や疑問に思ったことに対して、「なぜ?」「どうして?」と聞くことが多くなります。
そのため、お母さんお父さんはしっかりと子供の質問・疑問に対して、可能な範囲で科学的な根拠をもって答えてあげましょう。
ただし、このとき大切なのは、科学的な根拠を子供が理解しやすいようにわかりやすく噛み砕いてあげるということです。
わかりやすく説明すると、もちろん省かないといけない説明も出てくると思います。
しかし、その点は考えすぎずに、
・子供が理解できる
・子供が納得できる
という2つのレベルに合わせて答えてあげてください。
そうすることで、子供は自分の疑問が解決したことの喜びを感じさせ、さらに探究心を刺激することができます。
親がわからない質問を子供がしてきたときは…?
子供にとって身の回りで起きていることはほとんど不思議の対象であり、なんでも知りたがります。
私たち大人がいつのまにか忘れてしまっていた身近な現象に対しての疑問を子供は純粋に質問してきます。
そのため、時には子供の質問に対して答えられないこともあると思います。
このときに大切なのが、「子供と一緒に調べてみること」です。
大人がだれでも博士みたいな知識をもっているわけはありません。
知らないことの方がむしろ多いでしょう。
そのため、子どもの質問に対してわからなかったときは、一緒に調べてみることが大切です。
例えば昆虫に関することであれば、図書館にいって図鑑を調べたり、実際に家で飼ってみたりするのも良いと思います。
また、もし忙しいのであれば、スマホをつかって調べてみてもぜんぜん構いません。
もし科学の現象であれば、youtubeなどで動画で調べてみるのもおすすめです。
そのため、方法ななんでも大丈夫なので、とにかく子どもと一緒に調べてあげましょう。
そうすることで、子どもは探究心をどんどん刺激され、身の回りのことに興味・関心をもつようになります。
また積極的に調べることで、「わからないことは自分で調べる」という習慣を身につけることもできます。
一番NGなのは子どもの質問に対して、流したり、デタラメなことをいってごまかすということです。
このような対応をしてしまうと、
・子どもが間違った知識を身につけてしまう
・子どもの探究心が育たなくなってしまう
という危険があります。
そのため、きちんと、子どもの質問に答えることができなかったら、いっしょに調べるようにしてあげましょう。
子どもの「なぜ?」「どうして?」は歓迎すべきこと
子どもの「なぜ?」「どうして?」は、「探究心」が芽生え始めた証拠であり、とても良いことです。
前にも述べたように、子供は以下のような発達段階を経て成長していきます。
生後6ヶ月まで:感覚 3歳ごろまで:行動 3歳~6歳:探究心 |
そして、子供は、感覚や行動の発達時期の経験に対して、「どうしてそうなるのか」「なぜなのか」という問いかけを自分自身にし、その原因や理由を考える習慣を身につけるようになります。
そして、その習慣によって、最終的には思考力や観察力が育まれることになります。
さいごに
子どもの探究心は、後の思考力や観察力の土台となる力です。
そのため、幼児期にしっかりとお母さんとお父さんがサポートしてあげることが重要になってきます。
お仕事や家のことで忙しく、なかなか時間を割くことができないということもあると思います。
しかし、子どもは成長を経るうちに徐々に親の手は必要なくなります。
そのため、一番親が教育において大切なのがこの幼児期なのです。
そのため、子どもの将来のためにも幼児期においての触れ合いをとても大切にしてあげてください。
そうすることで、今回ご紹介した探究心のような子どもが生きるために必要な土台となる力を身につけさせることができるでしょう。
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