自分で考える・行動する子どもにするために身につけるべき自発力とは?

はじめに

自分から何かを積極的にできない・・・

親や先生が言われなきゃなにかをすることができない・・・

このまま成長したら将来心配だなぁ・・・

こんなことで悩んでいませんか?

これらの特徴をもった子どもは多くいて、あなたの子どもだけというわけではありません。
しかし、だからといって、そのままでよいわけではありません。

これからあなたのお子さんはさまざまなことを学んでいきます。

勉強はもちろん、野球やサッカーなどのスポーツ、もしくはバレエやピアノなどを始めさせようと考えていらっしゃる方、すでに始めているお子さんもいらっしゃると思います。

そのような習い事をするにおいても、みなさんが現在悩んでいる
自分から進んでやる力
ほかの人に言われないでもやる力
は、とても大切になってきます。

そして、それらをすることができるお子さんは、ある力をもっています。

それは自発力です。
みなさんもこの言葉は一度は耳にしたことがあると思います。

今回は子どもに「自発力」を身につけさせる方法をご紹介します。

ぜひ、「自発力」を子どもに身につけたいと思っている方は参考にしてみてください。

どうやったら「自発力」を身につけることができるのでしょうか?

では、ではどうすればこの「自発力」とは一体どうやって子どもに身につけることができるのでしょう?

そのまえにみなさんは自発性(力)と自主性のちがいを知っていますか?

同じ言葉としてとらえがちな「自発力(性)」と「自主性」のちがい

自発力とは、親や先生など、外からの働きかけを受けてするのではなく、自然に行う力のことです。
ここでしっかり注意してほしいのは「自然に」という言葉です。

よく自発力といえば、「自分ですすんで行動したり、考えたりする力」
というふうによく言われます。

これは「自発力(性)」ではなく、「自主性」のことを言います。

実は、似た意味で考えられがちな「自発力(性)」と「自主性」では、少し意味がちがうのです・・・

そんな細かいことは知らない!と思うかもしれませんが、しっかりと「自発力」という言葉の意味を知っておくことで、子どもに身につけさせるときのも意識することがちがってくるので、どうかお付き合いください・・・

ここでの「自発力」は、「実際に行動したり、考えたりする動作主(今回でいえば”子ども自身”)が
自ら意識して行動したり考えたりするのではなく、無意識のうち自然にに行う力というものになります。

まわりくどくなりましたが、ここでは強調したいのは、
「積極的に取り組む」というよりは「自然にやってしまう」というようなニュアンスということです。

言い換えれば、「意識的に行う」のではなく、「無意識的に行ってしまう」ことです。

自発力とは歯ブラシの習慣みたいなもの!

みなさんは、朝、夜はかならず歯を磨いていると思います!
そして、おそらく歯を磨くとき、「なぜ歯を磨くのか」ということは考えないで、無意識に歯を磨いていると思います。

私もそうです。ひとつの日課ですから!

そして、この習慣・日課みたいな感覚が、まさに自発力と同じなのです!

「習慣」って、「日常の決まりきった行いを長い間することで、あたかも決まりごとのようなものになる」という意味なんです。

みなさんは、おそらく朝起きたら、顔を洗って歯磨きをするということを自然に行っていると思います。なぜなら、それはもう何年も、おそらく子供の頃からあたりまえに習慣化しているからだと思います。

つまり『自発性とは習慣・日課』になることなのです。

習慣は歯ブラシや顔を洗うことだけじゃない!

習慣と聞くと、おそらく朝の習慣の例のように、
行動・身体的な振る舞いを思い浮かべる人が多いと思います。

しかし、精神的・心理的なものも含みます。

具体的には、「ものの考え方」「思考方法」です。

つまり、行動的な習慣はもちろん、
「ものの考え方」や「思考方法」も習慣になってしまうということです。

そして、習慣とはさきども言ったように、「自発力」です。

つまり、「自発力」とは「ある行為の習慣化」と同時に
「ものの考え方や思考方法の習慣化」ということになります。

一度身についた「習慣」は矯正することがむずかしい

習慣は「第二の天性」とも言われます。

なぜなら、習慣とは一度身についてしまえば、何年にも渡って、
それを繰り返すわけです。

そうすることで、その行為を自然に行うようになるわけです。

つまり、裏を返せば、一度身についた習慣を矯正・変更することは、
とてもむずかしいことなのです。

さきほどの朝の習慣を思い返していただければ、理解していただけると思います。

つまり、習慣がまだ身についていない、もしくは習慣がまだ繰り返されすぎていないこどもの時期にしっかりとした、「ものの考え方」や「行動したり、観察したりする実行力」の自発力(習慣)を身につける必要があるということです。

自発力(習慣)を身につけるには何が必要?

自発力(習慣)を身につけるには何が必要なのでしょうか?

ちょっと難しい言葉を使いますね・・・

なにが必要かっていうと「動機づけ」です。

・・・

「動機づけ」ってなんだろうと思った方がいると思います。

おそらくこういった方がピンとくると思います。
「動機づけ」は「モチベーションと同じ意味です。

モチベーションを高めるなどとよく言いますが、
モチベーションとは人が何かを実行するときの理由付けということです。

動機とは簡単に言えば、「理由」のことです。

よく、「テストで高得点をとったら、ご褒美をもらえるから、テスト勉強がんばろう」
という子どもがいます。

この子どもを例にとってみると、
「モチベーション」は「ご褒美がもらえるから」という部分にあたります。

じゃあ、これが自発力と同関係してくるのでしょう?

自発力とモチベーションが必要なんです!

ここでは、モチベーションを「動機づけ」というふうに表現します。

動機づけには3つのものがあります。

ここからむずかしい言葉すこしでてくるので、めんどくさかったら、読み飛ばしてください!笑

外的動機づけ=ごほうび作戦みたいなものです。

これはさきほど例にも出したように、ご褒美などを目的として、なにか実行することです。
また、「テストで60点以上とれないと、学年をあがることができない」など
義務や強制等を動機にすることもあります。

達成動機づけ=目標をたてて、それにむかってがんばるもの

これは、すこし定義が複雑ですが、ここでは、高い目標を設定して、それを動機として実行するというものです。例としては「全国大会出場を目標に辛い練習を乗り切る」というイメージです。

「外的動機づけ」と「達成動機づけ」に共通することは、
その行動はある「目的」を達成する手段になっていることです。

つまり、「外的動機づけ」で言えば、
例に出した「ご褒美をもらうため」「学年をあがるため」に行動してることになります。
「達成動機づけ」では「全国大会に出場するため」に行動していることになります。

つまり、目的=行動ではないのです。

しかし、自発力とは習慣、そのためには目的そのものを「行動」にすることが必要です。

わあー
何言ってんだ

となったら飛ばしてください!笑

一番大切な動機は「内的動機づけ」!

※ここは読んで下さい!とっても大切です!

「内的動機づけ」とは、好奇心や関心によってもたらされる動機づけのことです。
これはむずかしい言葉をだらだら並べるよりも、わかりやすい例があるので紹介いたします。

それは「ゲームに夢中になっている子ども」です。
すこし残念ですが学習ではなく、ゲームに内的動機づけをしている子どもはたくさんいます。

正直、勉強よりゲームの方がたのしいですもんね・・・笑

ポケモンGOから学ぶ内的動機づけ

最近ポケモンGOが話題になっていたので、
ポケモンを例にとります。
しかし、ここでは、ポケモンを捕まえて、レベルを挙げてジムリーダーを倒して、
バッジを集めるという従来のポケモンを例にとります。

どういうことかというと、ポケモンをやっているこどもは無意識のうちに、
つまり自発的にゲームに取り組み、ポケモンを捕まえて、レベルを挙げて、ジムリーダーを
倒そうとします。

それだけではありません。

実は、目標を無意識のうちに設定して、戦略も練っています。
無意識のうちに。つまり、自発的に。

たとえば、草のポケモンをもつジムリーダーには炎のポケモンを使おうとする点などです。

ジムリーダーを倒すことを目的として、そのためにどうすればよいかを考える。
そして、相手のポケモンの属性を調べて、それに強い属性を炎と判斷し、
それを実行して、目標を達成する。
立派な問題解決の力です。

みなさんは、このような内的動機づけの根本にあるものがなんだかわかりますか?

なぜ、子どもたちは、もしその子がそれほど学力が高くなくても、このような考えをポケモンにおいて無意識のうちにできるのでしょう?

それは、根本にポケモンが楽しいという動機があるからです。
これが難しい言葉を使うと「内的動機づけ」なのです。

好奇心・関心とは、「興味がある」ということ、
興味がある理由はそれが「好きだから、楽しいから」ではないでしょうか?
子どもたちが、無意識のうちに自然に、目標を設定して、戦略を練るなどして、
そのプロセスを楽しんでいるのです。

ここまでをちょっと整理・・・

ここまで長くなってしまいました!ひと休憩。。。

ではここで要点をまとめます!

まずは自発力とは、自然に行ってしまうことであり、習慣と同じであること。

そして、その自発力(習慣)には動機づけが必要であり、
その中で特に必要な動機づけは、「内的動機づけ」であること。

そして、その「内的動機づけ」の根本には「楽しい」や「すき」という思いが必要であること。

これらを踏まえた上で、わかることは、
自発力を身につけるためには、その行為・ものの考え方に「楽しさ」を
もてるようにならなければならないということです。

つまり、こどもに自発力を身につけるには、親が、その行動や考え方を楽しいと思えるような
きっかけ・そして習慣をつくるのを手伝う必要があります。

どうやって親がこどもの自発力(習慣)を養うきっかけ・習慣づくりができるか?

これにはいろいろあると思いますが、
ここでは、私が一押しする方法をご紹介します!

ぜひ、なにをやればよいかわからない人は実践してみてください!

私がおすすめするのは観察です。

観察においては、昆虫や植物などがじっくり観察できる対象として良いと思います。

まずは、いっしょに観察してあげましょう。
おそらく、こどもは昆虫などの場合は、目の前で動く奇妙な生物に興味津々になると思います。

しかし、観察するだけではいけません。

そこで、考えるきっかけとして、つまり、自発力(習慣)を身につける手助けとして、
「問いかけ」をしてあげることが大切です。

たとえば、ダンゴムシだったら「これはどうやって生きているのかな?」
「食べ物を食べて生きているのかな?」「どうやって生活しているんだろう?」
と問いかけてあげます。

次のアプローチとしては、こどもといっしょに図鑑などをつかって、実際に調べてみることです。
すると、答えが見つかります。

そうすることで、こどもは抱えていた疑問(問題)が解消する「うれしさ」と
実際にどうなっているかを知る関心、つまり、「楽しさ」をもつようになることが期待できます。

これを半年から1年、親がいっしょにやってあげることが大切です。

すると、たとえば、アリを見た時、おそらく子どもは
「このアリが出入りしているアナ(巣)の中はどうなっているんだろう?」
「たくさんアリが出てきているけど一体何をしているんだろう?」といったような疑問が出てきます。

そして、自分で図鑑を調べたり、もしくは本を借りに図書館へ足を運ぶようになるのです。

最初のうちは一緒に近くの図書館にいって、観察しているものに関連する本などをたくさん借りて、いっしょに読んであげましょう!

「あとでお母さんに本を読んで新しくわかったことを教えて!」と子どもに声掛けして、ノートに
自由に書かせてみることも効果的です!

その一連の行動がお子さんの習慣・日課になるまでいっしょにやってあげましょう!

そして、それが習慣・日課になったときが「自発力」が身についたときです。

さいごに

長くなりましたが、自発力についてこれを読んだ方はしっかり理解していただけたかと思います。

もうおわかりの通り、しっかりと考え、行動するという自発力(習慣)を身につけることは
簡単にできることではありません

お母さん・お父さん方も家事やお仕事があり、お忙しいと思います。

しかし、この子供の時期はとても貴重です。
ぜひ、時間をつくって、子供の教育に関わってあげてください。

また、逆にこの時期の子供を放っておくと、意味のない自発力(習慣)が身につくリスクがあります。

ぜひ、自発力を身に着けさせようと考えているみなさんにお役に立てればと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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