ヘックマンによって早期に子どもに教育投資をすることで、将来に大きな影響を及ぼすという結果が出てから、幼児教育への注目度が上がっています。
そこで、今回は、東京都港区南麻布にある「レックス スポーツ キッズ」の伊藤俊一先生にインタビューをしました。
「レックス スポーツ キッズ」では、「運動」を通じて、生涯を豊かに楽しめる大人に成長していくようにサポートをすることを理念としている教室です。
偏った知育教育ではなく、運動を通して強くカシコイお子さんを育てたいと思っている保護者の方々にとって、今回のインタビューは必見です!
インタビューにご協力してくださった伊藤俊一先生
伊藤俊一(いとう しゅんいち)
1976年5月9日(おうし座)
愛知県出身
A型
三児の父親
【実績】
国民体育大会 優勝
全日本ジュニアハイスクール選手権大会 準優勝
【資格】
日本体育協会公認 ジュニアスポーツ指導員
日本幼児体育学会認定 幼児体育指導員
現在、港区・渋谷区・新宿区など都内を中心に子供スポーツ教室を運営しています。
「レックス スポーツ キッズ」創立のきっかけ
ー レックス スポーツ キッズを創立なさったきっかけは何でしょうか?
自身の育児経験です。
わが子の育児を通じて幼児期の体験や教育、環境は大人になっても大きく影響しているのだと痛感しました。
子どもには良いも悪いも『こうあるべき』という既成概念がありません。
全てはその子の周りの環境でどんな大人にも成長できます。
「今の時代に本当に必要な教育、育児、子どもとの関わり方を、既成概念に縛られず、追求、創造し続けよう!」と思い、はじめました。
ー 幼児教育において「運動」に注目するのはどうしてですか?
子どもは本能的に体を動かすことが大好きです。
わが子が初めて立ち、歩き出すと親は健康面や運動面ではしっかり成長していると安心し喜びます。
この時期を境に学習面の発達に関心が偏り、大好きな運動機会が減少して行く傾向にあります。
脳科学でも適度な運動は脳を活性させることが証明されていますので、育児や教育は学習面や運動面のバランスが重要です。
運動と生涯楽しく付き合えるよう、幼児期から運動を習慣化できたらと思い、学生時代の運動経験を生かし形になって行きました。
どんな時代になっても幸せに生きる力を身につけてほしい
ー 子どもたちにレックス スポーツ キッズでの学びを通じて、どんな力を身につけてほしいですか?
どんな時代になっても幸せに生きる力を身につけてほしいです。
これからは変化の激しい多様化の時代です。
自分で考え決断し行動することを習慣にしてほしいです。
スポーツはルールや相手、状況などで瞬時に判断、行動します。
上手くできたり、できなかったり、ケンカしたり、喜んだり、くやしかったり、運動を通じて基礎体力や運動能力はもちろん、社会で活躍できるよう非認知能力を身につけてほしいです。
「ココロもカラダも元気よく!」がモットーです。
自発的に「楽しく」運動できる
ー 乳幼児の子どもたちは、レックス スポーツ キッズで、どんな力を身につけることができますか?
体操は、バランス感覚、回転感覚、空間認知能力、リズム感覚、瞬発力、支持力などあらゆる運動能力を刺激するので、自分の体をイメージ通り操る能力が身につきます。
そこに遊びの要素を取り入れているので、運動を自発的に楽しむ姿勢も身につきます。
ー 運動ができるようになる子どもに共通することは何でしょうか?
伸びる子の共通点は自発的で夢中になっているということです。
運動神経はトレーニング次第で伸ばすことができますが、人の脳は楽しくなければ活性しません。
ポイントは運動に対して好きという感情を抱いていることです。
遺伝ではないので、すべての子どもに可能性があるということです!
一人ひとりの可能性にフォーカスしたレッスン
ー 子どもたちに運動を指導する際に1番大切にしていることは何ですか?
一人ひとりの可能性にフォーカスします。
できていない部分を指摘して行くと、正解には近づくかもしれませんが、自分らしさや自主性、楽しさは削られて行きます。
その子のいい部分を見つけてあげるとグングン伸び、相乗効果でクラス中が活性化して行きます。
お父さんお母さんと体を動かして遊ぶことが大切!
ー 幼児の身体の発達の観点から、1番効果があるスポーツや運動は何だとお考えですか?
脳科学的にも、いくら素晴らしいカリキュラムも楽しくないと、本質的な習得はできません。
幼児期にスポ根なんて必要ありませんし、理解できません。
幼児期はスポーツや運動との出会いの時期です。
心と体がワクワクすることをしたいです。
2番は体操です笑
ー 伊藤さんがもし保護者の方に習い事を進めるとしたら、何を推奨しますか?
お子さんが自らやってみたいと言い出すのがベストですが、選択肢を与えるのは保護者の役目です。
幼児期には一つのスポーツや運動に絞り込まないのがベストなので、あらゆる運動能力を身につけられる体操からはじめるのはおすすめです。
そこで自信がつけば「◯◯をやりたい!」と言い出しますよ。
多様化した幼児教育が必要
ー 今の幼児教育に欠けている点は何だと思いますか?
もっと多様化していいと感じています。
多くの体操教室もサッカークラブも水泳も保育園や小学校も、平均値の生徒にフォーカスし、効率的なカリキュラムになっています。
いわゆるいい子には効果的な仕組みです。
人間は一人一人違い、その個性が日々を彩って行きます。
今やAIが多くの仕事を処理してくれ、大好きなことをして生きて行く時代なので、先生やコーチがもっと多様化していくと楽しいと思います。
その結果、創造力が広がるのだと思います。
ー 今まで幼児に教えていて一番苦労したことは何でしょうか?
もっと運動できる環境が欲しいですね。
思いっきり走れる芝生、思いっきりボールを投げられる公園、子どもたちが大声で叫んでも苦情がない空間…子どもは自然です。
我々大人が社会環境を子どもに合わすことが重要だと感じます。
ー 貴校のカリキュラムは幼稚園受験や小学校受験などにも役立ちますか?
役立ちます。
受験はその子の可能性を見極めいるので、運動に対する姿勢や意欲が問われます。
レッスンはその子のレベルに合わせて進めて行くので、毎回確実にできることが増えて行き、自分を誇らしく思えるようになります。
運動に得意意識を持てるようになれば受験当日も、のびのびと楽しめるはずです。
脳科学の研究などを基にしたレッスン
ー 各クラスでレッスン内容が違いますが、伊藤様の指導のご経験に基づいたカリキュラムになっいるのでしょうか?
基本は幼児体育や児童心理、コーチング理論、脳科学などの資料や研究結果を学び、参考にしています。
例えば僕の子どもの頃は運動中の水分補給はパフォーマンスが低下するという理由で禁止されていました。
今は真逆です。
このようにスポーツ理論だけとっても進化し続けています。
私のレッスンは体操というカテゴリーではありますが、僕の知識や関心、その時の天気、メンバー、世間の話題、場所、などによりレッスン内容は常に進化し続けています。
体操という素材を子どもたちが食べ易い(身につけ易い)ように料理(アレンジ)している感じです。
このカリキュラムを広げるために保育園や幼稚園、小学校の先生向けに指導者向けの講義も意欲的に行っております。
ー 各コースの大まなか流れや内容を可能な範囲で教えていただけると助かります。
基本的なレッスンの流れです。
①あそび
(心も体も準備態勢に入りパフォーマンスがぐっと上がる)
②マット運動
(手足を使い自分の身体を操る感覚を高めます)
③鉄棒
(自分の身体を支える体幹力や腕力を強化し、回転感覚を身につけます)
④跳び箱
(毎回発表会のようでチャレンジ意欲を促します!)
上手くできることだけを目標にするのではなく、毎回のレッスンで様々な運動能力を伸ばす内容です。
ー 室内だけでなく、公園など外でも運動をしますか?
運動会前はかけっこ教室、冬はなわとび教室、個人レッスンではあらゆる運動を行います。
ー ちなみに、どんな悩みをもった方がよく教室にきていらっしゃいますか?
様々な方に通っていただいておりますが、「引っ込み思案でみんなの輪に入れない子が体操を通じて、お友達と関わる楽しさや自発的に取り組む姿勢が芽生えてきた。」と安心されるお母様は多いです。
ー 日本人だけでなく、外国人の子供も通っていますか?
広尾クラスなど地域柄、外国の方もいらっしゃいます
運動が苦手な子どもも大歓迎!
ー 運動が苦手な子でも大丈夫ですか?
大歓迎です!
ー 何歳くらいの生徒が一番多いでしょうか?
4〜8歳児(年少さんから小学校低学年)が多いです
ー 何歳から通うことができますか?
2歳からです。
クリスマスなどイベントも豊富!
ー クリスマスなどイベントや行事はありますか?
クリスマス会では跳び箱をみんなの前で披露し、秋は高尾山ハイキングでやり遂げた体験、などイベントは子ども達の成長を大きく感じることができるので重要です。
伊藤先生からのメッセージ
幼児期のしつけや教育、習い事で迷われている方は多くいらっしゃいます。
ご一緒に運動を通じてその子の可能性を見出しましょう!
「運動」に力を入れている「レックス スポーツ キッズ」、子どもを心身ともに元気に育てるにはピッタリの幼児教室です!
気になった方は、ぜひ公式サイトをご覧ください!
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