【絵画教室おえかきごやの代表インタビュー】子どもの「絵の語彙(ごい)」を増やしたい。

今回は、神奈川県相模原市上溝にある絵画教室「おえかきごやのあN先生がインタビューにお答えしてくださいました。

おえかきごや創立のきっかけ魅力など、充実した内容になっておりますので、ぜひ読んでみてくださいね!

「絵の語彙(ごい)」を増やし、
そこから獲得する「自由」を目指す。

ー この教室を創立したきっかけを教えてください。

おえかきごやの始まりは、2004年の夏でした。

ご近所の仲良しママさん3人から我が家の子どもに絵を教えてほしい」と頼まれたのがきっかけです。

生徒さんは我が子を含めて4人からのスタートでした。

そのうちの3人の子(当時小学1年生)大学生になった今でもおえかきごやに通ってくれています。

ー この教室が最も大事にしていることは何でしょうか?

自分の中のイメージをそのまま自由に描いていられるのは1~2年生くらいまでかなと感じます。

「お構いなくとにかく描きたい」から「上手に描きたい」「描いたものを誰かに褒められたい」と、成長に伴って絵を描くときの気持ちも変化します。

なので、その気持ちに応えるためにおえかきごやでは、ものをよく見てデッサンしたり、すでにある絵をどんどんまねして描いたりすることで絵の語彙(ごい)を少しずつ増やしていき、そこから獲得する「自由」を目指すことを大切にしています。

「香育(こういく)」×アート教育

ー この教室の強み・特色を教えてください。

1クラス最大4人少人数制であること。

また、絵画教室という看板を掲げていますが、絵画以外のさまざまな取り組みをしているところかと思います。

ー その強み・特色を実現する上で具体的にどのようなメニューや取り組みを取り入れていますか?

講師自身がいろいろなワークショップや展示に出向き、参考になりそうな題材を収集することはもちろんですが、地域や美大時代の人脈を生かした外部講師を招いてのワークショップも開催します。

このような取り組みをする理由は、講師自身がカバーしきれない分野(革細工やガラス体験など)おえかきごやで体験してほしいという考えからです。

また、講師がアロマインストラクターの資格を取得し、香育(こういく)をアートと結びつけた「おえかきごやならでは」の制作を考案しています。

例えば、「折り紙で作る香り袋」「ラベルを自由にデザインしたアロマスプレー」、「アロマバーム作り」「アロマワックスサシェ作り」などがあります。

※植物の恵みである香りを体験することで癒しや自然を感じる取り組み

本人が満足できる完成までたどり着ける環境

ー この教室が保護者や教室から選ばれる理由は何だと思いますか?

小規模な教室なので、一人一人に目の届く指導ができることだと思います。

また、一つの制作にかける期限がないため、その子のペースを守りつつ、本人が満足できる完成までたどり着ける環境だからかと思います。

ゼロから何かを生み出すことができる体験

ー 絵画は子どもにどんなプラスの影響を与えると思いますか?

想像力が育まれること、精神安定(ストレス解消)自信がつく根気がつく、などだと思います。

また、逆説的ですが安心して小さな失敗を重ねることができることもプラスになっているかもしれません。

ー この教室に通うことで、お子さんが得られる力・スキルはなんですか?

子どもの心や小さな手を動かすことで、ゼロから何かを生み出すことができるという体験を重ね、想像力と根気とそして工夫する心が育つと考えています。

この教室のコースや教材・月会費

ー どのようなコース・クラス分けがございますか?

基本的に年齢(年代)ごとに分けています。

月2回のレッスンで、月会費4,500円からとなっております。

ー グループレッスンの他に個別レッスンもありますか?

ご希望の方がいらっしゃれば対応いたします。

ー 1クラスのお子さんの人数と講師の人数を教えてください。

1クラス3人から4人です。

講師は1人です(アルバイトが一人います)

ー 各コース・クラスの対象者やレッスン内容、大まなか流れを教えていただけますか?

各コース、年齢ごとに分けております。

幼児から低学年素材の面白さを感じられる制作(砂や粘土、モールや葉っぱなどを使った工作)を中心に、画用紙ではなくキャンバスに自由に描いたり、床いっぱいの画用紙にペイントしたりと、なるべく飽きのこないカリキュラムを組んでいます。

中学年以上は、低学年までの様々な制作に加え、デッサンの時間を取り入れたり、静物画に時間をかけたりと、根気を要するカリキュラムが増えてきます。

大人の方は、その方のご希望を最優先に、素材やモチーフを決め、時間をかけてじっくり作品を仕上げます。

ー この教室ではどんな教材はどんなものを使用していらっしゃいますか?

主にアクリル絵の具パステル色鉛筆鉛筆です。

中学生以上油彩もやります。

ー 主なスタッフのプロフィールや特徴を可能な範囲で教えてください。

講師は、東京造形美術大学絵画科卒業、美術の教員免許を持っている2児の母です。

アルバイトには武蔵野美術大学卒の若くて優秀な彫刻家に来てもらっています。

ー ハロウィンやクリスマスなどイベントはございますか?

はい、必ず制作と絡めて、可能な限りやっております。

ー コンクール受賞や大会入賞などの実績がございましたら教えてください。

市や民間の絵画コンクールに入賞していらっしゃるお子さんが何人かいます。

絵を描くことに対して「意欲のある子」は伸びる。

ー 今までのご経験を踏まえて、伸びるお子さんに共通する事は何でしょうか?

ありふれた言い方かもしれませんが、絵を描くことに対して「意欲のある子です。

多少の失敗も気を取り直して取り組んでいかれる子だと思います。

ー 今までのご経験を踏まえて、伸びないお子さんに共通する事は何でしょうか?

当教室では数字での評価がない上、課題の内容の振り幅が大きく、一概に伸びたかどうかの判断がつきにくいことがありますが、

強いて言いますと、レッスン時に眠かったり疲れているお子さんは集中できない傾向にあります。

忙しすぎたり寝不足だったり、生活習慣が関わっていることもあります。

ー 今までのご経験を踏まえて、伸びるお子さんのご家庭・保護者に共通する事は何でしょうか?

お子さんの作品や成長に関心を向け、励ましてくださっているご家庭のお子さんは、生き生きと制作しているように感じます。

また、親子共々お絵かき教室に通っていることを喜びとし、日々の生活の中でこの日はおえかきごやの日、と意思疎通と心身の準備ができているご家庭だと思います。

経験・体験こそ宝。
小さな失敗をたくさんする、させる

ー 日本の幼児教育(※)にはどんな点が欠けていると思いますか?

少子化地域の結びつきの変化から

経験・体験こそ宝。小さな失敗をたくさんする、させる

という環境が少なくなってきていることでしょうか。

それにはさまざまな要因が絡んでいて、簡単な解決は望めませんが、まずは教育者と保護者の信頼関係を深めることが第一歩だと感じています。

ー 今までの指導で一番苦労したことは何ですか?

自分の意思が芽生える年頃のお子さんは大人の反応に敏感です。

例えば、お子さん自身が作品作りがうまくいかないと思っていても、講師にはよく思えて褒めた時、お子さんは戸惑うようです。

その反対のケースもあります。

子どもの作品に、つい大人の観点から言葉を発してしまいますが、子どもの目線に立っての助言に気を配る必要があると思う時が多々あります。

苦労に関しては、なかなかやる気が出ないお子さんのモチベーションを上げていくことでしょうか。

ー 「指導者でよかった」と感じる瞬間はどんなときですか?

お子さん自身が、できなかったことができるようになったと実感してくれた瞬間。

そして教室にお子さん方がワクワクした笑顔で飛び込んでくる瞬間です。

このようなご家庭にオススメ!

ー どんな目的やお悩みをお持ちのご家庭がよく教室にきていらっしゃいますか?

とにかく絵を描くのが大好き!というお子さんが大半を占めていると思います。

また、保護者の方自身が文化や芸術に興味をお持ちの方が多いと感じています。

一方で、集中力や根気を培ってほしいとお望みのご家庭のお子さんもいらっしゃいます。

また、お孫さんとおじいさん娘さんとお父さんなどのペアで同じクラスに通っている方がたもいます。

ー 何歳くらいの生徒が一番多いでしょうか?

小学校低学年のお子さんが多いです。

ー 何歳から通うことができますか?

5歳からとさせていただいております。

ー 日本人だけでなく、外国人の子どもも通っていますか?

通っています。

ー この教室は、どんな目的を持ったご家庭やお子さんに合いますか?

数字の評価だけではなく、お子さんの生きる力を一つでも多く身につけてあげたいとお考えのご家庭のお子さんに合っていると思います。

ー どんな目標や目的をもった方に教室に来ていただきたいでしょうか?

絵を描くことを起点に、将来クリエイティブな活動をしていきたいとお考えの方、お子さんには来てもらいたいです。

ー インタビューは以上になります。大変貴重なお時間を咲いてくださり、誠にありがとうございました。

このインタビューをご覧になって、ご興味をお持ちになった方はこのお教室の理念やコース、授業料などの詳細をチェックしてみてくださいね!

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